Nikon   F3   ラピタ



1    概括
   小学館の月刊誌「ラピタ」が企画して(株)ニコンが製造したモデルです。
   後述3のとおり、2001年1月頃のものと思われます。
   100台製造され、製造番号は1〜100が振られているようです。
   中身は通常のF3と同じです。
   月刊誌「ラピタ」は、F3の他にもNewFM2でも同様の企画をしています。
   なお、月刊誌「ラピタ」は2008年に休刊になっています。

2    通常のF3との違い

⑴    通常のF3だとグリップ部に赤いラインが入っていますが、緑色のラインに変更されています。


⑵    向かって右側上カバー正面に、通常のF3は「F3」とだけ刻印されていますが、F3 ラピタは「F3 LAPITA 2000 MEMORIAL EDITION」と刻印されています。


⑶    製造番号の頭に「L」が追加されています。

   この「L」はF3 Limitedと同じです。しかし、F3 Limitedの製造番号は951XXXXですが、F3ラピタは0000001〜0000100の番号が振られてます。
   画像は、上がF3ラピタ、下がF3 Limited です。


⑷    化粧箱は基本的に同じです。
   側面の製造番号シールは本体と同じ番号のものが貼られます。画像は、左側がF3ラピタ、右側のが通常のF3です。

   また、底面のバーコードが独自のものになっています。
   画像は、上がF3ラピタ、下が通常のF3です。



3    梱包物
   2001年1月付、小学館ラピタ編集長名の「CERTIFICATION」に、製造番号が振られた物が同封されています。

   保証書は通常のものと変わりありません。

   その他は通常のF3と同じです。

4    その他(希少なF3)
⑴    上記1にも記載しましたが、F3ラピタは100台製造されました。
⑵    似たものに、安藤商会が企画した「F3/T Classic」が100台製造されています。こちらは、F3/T ブラックに特別な刻印がされて、同じく特別な刻印のAi ニッコール50mm F1.2S 等とセットで販売されていました。当時は高価だったためか、なかなか在庫がなくならないようでしたが、今では市場で見かけることは稀です。
⑶    上記2機種は外装だけ特別なものにしていますが、中の機構から変更されたものとしては、F3Hがあります。こちらは限定販売ではなかったようですが、ネットの情報だと製造台数は500台程度だったようです。



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