Nikon   FE   FE2   FA

 絞り優先オートが使えるニコマートELのAi時代の後継機であるFEとその更なる後継機FE2、そして、FE2の半年後に発売されたニコン初の3種類のAE機が使えるFAを比較してみます。


機種名 FE FE2 FA
発売年月 1978 (S53) .4
1983 (S58) .3
1983 (S58) .9
測光 中央部重点
中央部重点
マルチパターン
中央部重点
フィルム感度 12〜3,200
12〜3,200
12〜3,200
露出制御 絞り優先
マニュアル
絞り優先
マニュアル
プログラム
絞り優先
シャッター優先
マニュアル
スクリーン 交換式
交換式
交換式
露出表示 追針式
追針式
液晶
シャッター機構 電子制御式
上下走行式
電子制御式
上下走行式
ハニカムパターン
電子制御式
上下走行式
ハニカムパターン
シャッター 8〜1/1,000秒
(14段階)
8〜1/4,000秒
(14段階)
1〜1/4,000秒
(13段階)
機械シャッター B、M90(1/90秒)
B、M250(1/250秒)
B、M250(1/250秒)
シンクロ 1/125秒以下
1/250秒以下
1/250秒以下
露出計連動レバー 可倒式
固定式
固定式
寸法 142 × 89.5 × 57.5
142.5 × 90 × 57.5
142.5 × 92 × 64.5
重量 590g
550g
625g
標準価格 69,000円
(ブラックボディは4,000円高)
75,000円
(ブラックボディは4,000円高)
115,000円
(ブラックボディは4,000円高)

 上記三機種の画像を並べてみます。画像は常に、上段=FE、中段=FE2、下段=FAです。
 まずは正面です。



 次は斜め上面です。



 左斜め上面です。



 右斜め上面です。



 セルフタイマーレバーと絞込みレバーです。セルフタイマーレバーは三機種共違いますね。



 真上から見たところです。



 巻上げレバー近辺です。



 シャッターダイヤルです。電子制御のカメラですが、必ず機械式シャッターが完備されていますね



 巻き戻し側です。フィルム感度、露出補正と配置は同じですね。



 正面左側です。シャッターダイヤル横のギザギザのデザインがFAだけ違いますね。



 巻戻し側です。



 シャッター幕です。FE2とFAはハニカムパターンとなっていますね。



 巻上げレバーを予備角まで起こして電源を入れた所です。FEでは電源オンの赤い丸印が有りましたが、FE2では無くなってしまいました。



 ファインダー内表示です。追針式は見やすいですね。液晶は経年劣化で薄くなっている個体が多いと思います。この個体は昨年液晶部品を新品と交換しました。



 露出計連動レバーです。可倒式のFEはF3と同じ操作系です。



 同じく露出計連動レバーです。レンズを装着した状態です。



 露出計連動レバーは、FEだけは可倒式なので、Aiより前のレンズを装着する事が出来ます。



(C) Independent Research Projects of Cameras All Rights Reserved